第23回日本褥瘡学会学術集会
公開セミナー3 掲示板

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noguchiさん (821ctd9f)2021/9/11 17:27 (No.274611)
尾骨部に少し深さのある褥瘡があり、食事時のみ車いす移乗をしている方がいます。創からの浸出液はそれほど多くなく肉芽色も良好であるのに、創縁が白っぽく浸軟しているような見た目になります。時々、内科の往診医に切除をしてもらうのですが、数日するとまた同じ状況になり、数か月同じ大きさで同じ状態が続いている状況です。現在はオルセノン軟膏を使用しているのですが、創縁の白く厚みのある状態は何もせずに、そのまま軟膏を塗布しながら様子をみていけば創は閉じていくものでしょうか?
袋 秀平さん (821i9cg1)2021/9/11 20:10削除
浸軟した部分を切除した経験がないため、その治療の効果がよくわかりません。オルセノンは乳剤性基剤で補水性がありますので、オルセノンのせいで浸軟している可能性はないでしょうか。「深さがある」とありますが肉芽が良好なのであれば、(感染がなければ)アクトシンやフィブラストなどが適応になるのではないかと思います。
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noguchiさん (8262vths)2021/9/15 00:48
袋先生、非常に参考になりました。ご丁寧な返信をありがとうございました。
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袋 秀平さん (821i9cg1)2021/9/11 20:11 (No.274680)削除
ご視聴いただき、またご質問いただきありがとうございました。
HPをのぞいてみたら、まだこの掲示板が生きていたのでお返事いたしました。みなさまのお目にとまることを祈っております。
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匿名さん (821c2nff)2021/9/11 17:07 (No.274600)
当院は、IADがとにかく多い病院です。IADを見つけたらすぐに皮膚科へ依頼した方がよいのでしょうか。ワセリン等ではじめは対応していますが、結局悪化することも多く、先ほどのお話を伺って最初からステロイドを使用した方がよいのでしょうか。
袋 秀平さん (821i9cg1)2021/9/11 20:06削除
ワセリンは、皮膚の保護にはなりますが治療にはならないと思います。炎症を起こしているようでしたら、ステロイド外用は選択すべき治療法と思います。先ほどのアルゴリズムに沿って、真菌症などの感染に留意しつつステロイドを外用するのが良いと思います。もっと皮膚科医が現場に出てくれるとよいのですが。申し訳ありません。
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村田さん (821bb1qc)2021/9/11 16:45 (No.274591)削除
レイノー症状により手指先端黒色壊死があります。その部分にプロスタンディン軟膏処方されたのですが、健常な皮膚との境目が浸軟してしまいます。薄く塗っても効果ありますか。
袋 秀平さん (821i9cg1)2021/9/11 20:03削除
レイノーで黒色壊死を生じている場合、(すでに投与されていると思いますが)内服治療が優先であると思います。プロスタンディン軟膏外用だけでは効果は不十分ではないでしょうか?基剤からいえば油脂性基剤ですので、浸軟することはあまりないと思うのですが・・・。
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koikeさん (821azvh7)2021/9/11 16:36 (No.274587)削除
ヨード製剤とアルプロスタジルを併用した症例がありましたが、その際の処置方法は軟膏を混合されたのでしょうか?
袋 秀平さん (821i9cg1)2021/9/11 20:01削除
混合しておりません。重ね塗りしました。ご存じかとは思いますが、混合した場合の安定性が担保されている組み合わせとそうではないものがありますので、安易な混合は慎むべきと思います。外用時の重ね塗りであれば、そこまで気にする必要はないと考えています。
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satoさん (821aun1h)2021/9/11 16:32 (No.274586)
浸軟部分にアクトシン塗布は有効ですか?
袋 秀平さん (821i9cg1)2021/9/11 20:00削除
講演の際にもお返事申し上げたと思いますが、浸軟している場合はアクトシン軟膏の使用は問題ありませんが、そもそも浸軟を治療するための薬剤ではありませんので、潰瘍があり、wound bed preparationが進み、上皮化させるようなタイミングで、周囲が浸軟している例ではアクトシンの良い適応ではないかと考えます。ただ滲出液が多い場合は感染を伴っていることが多いので、その評価も必要になると思います。
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